辛い時は人とおしゃべりしましょう
『100年続く老舗寝具店の店主が教える最高の眠り方』にも書きましたが、中学1年生で、入院生活に入った私。
検査の結果、原因が不明で、自己免疫が強すぎて血小板を壊してしまい血液を固める機能が低下してしまうことだけがわかりました。毎日、朝晩の注射による採血、そして骨盤をドリル穴を開けて血液が正常に作られているか調べる検査、原因不明のものだと使われる強いステロイド剤やいろいろな薬剤の投与、今思えば、なかなかハードな検査と治療です。
昼間は、ベットの上でなんとなく過ごし、夜は、体をあまり動かさないので眠っているような眠っていないような毎日、変な夢で深夜2時か3時に目が覚めてトイレに行く、そして眠れない日も・・・、そんな時は決まって不安になり、『あーどうしよう、死んじゃうんかな』とか考えたりして、布団をかぶって泣いたりしてました。
外で「ワー」って遊びたいのに・・・・。中学生の考えることなので、一晩眠って朝起きれば治っていると自分に言い聞かせて・・・・でも朝起きると現実が・・・・の毎日でした。
そんな時に、元気を取り戻してくれたのが、看護師さんとの何気ない会話でした。ありがたいことに、見習いの看護師さんたちが研修のため私の担当になってくれました。
毎日、一緒に勉強したり、ゲームをしたり、マンガを読んだり、時には「ジャム食べる?」って手作りのジャムやケーキも作ってくれました。看護師さんたちの夢を聞いたり、私の夢や悩みを聞いてもらったり、辛い検査や治療を乗り越えれたのも、看護師さんたちのお陰だと思っております。
今になってわかるのですが、辛い時はガマンせずに、しゃべるとスッキリします。人生の中で自分ではどうしようもないことが多く出てきます、それは時間で解決します。その中で、人と人とのつながりを大切にして、少しでも前向きな環境を作ることが大切ではないかと思います。「人生、楽しまないと損損」です。