「寝付きが悪い」ことにお悩みの方へ
寝付きが悪いことが本来はありえないことをご存知ですか?
思い出してもらいたいのですが…
- 子供の頃は寝付きが悪かったですか?
- 夜中に何度も起きましたか?
布団に入ればすぐ寝れて、朝までぐっすり。
これが本来の普通の睡眠なのです。社会人になり、体を動かさない生活スタイルになると、夜の急に寝付きが悪くなる・夜中に何度も起きる人が増えてきます。
このことは筋力の低下が密接に絡んできています。
筋力量が低下すると平熱が35℃代になってきます。ここで何もしないでいると、布団に入って10分で眠れていたのが15分、20分、30分となり、1時間たっても寝れない人がでてきます。
快眠まくら家には、このような「寝つけない」の相談が度々あります。ちょっと前までは年齢の高い人に多い悩みでしたが、最近では20歳代、早い場合は10歳代の学生の方でも相談にくる人が増えてきています。
では、このような悩みにはどのように対処法していけばいいでしょうか?
快眠まくら家店長で、睡眠アドバイザーの大郷卓也が答えさせて頂きます。
生活スタイルの見直し
子供の時はぐっすり眠れていたのに、どうして今はすぐに寝つけないのか?ちょっと子供の生活スタイルを思い出してみましょう。
子供は平熱体温が高いというのももちろんありますが、遊びを通して日中の活動量が多く、37℃近くまで体温があがります。「日中の体温」と「寝る時の体温」に差があるので、子供は枕が変わっても布団が変わってもどこででもぐっすり眠れて、かつ、夜中にどんな音があっても起きずに深い眠りを維持していられるのです。
さすがに日中から子供のように遊ぶ生活スタイルをすることはできませんが、大人でも小汗をかけるような生活スタイルを目指すことが大切です。
具体的には
- 1日10~15分、できれば30分はゆっくり歩く
- お風呂にゆっくり入る
歩くことで筋肉量を増やし、平熱体温をあげるようにします。そして、シャワーではなくお風呂です。簡単なお風呂やシャワーで済ましてしまう人がいますが、お風呂は体を綺麗にする以外にも体を温めるという効果もあるので、しっかりとお風呂に入ることで、いつの間にか寝付きが良くなる人もいます。
また、10分で寝れなかった時は、一度布団から抜けだして、好きなことをしてください。ちょっとリラックスできたら再度、布団にはいってみてください。ちょっと寝つけないことが続いても2、3日すればだいたい寝れるようになってくると思います。それでも、日中に仕事や社会生活に支障をきたすようなら、一度病院を受診した方が良いです。
睡眠薬に頼るのも1つの方法ではありますが、出来る限り生活スタイルの見直しをしていくことをオススメします。
さらに、ぐっすり寝付きよくするには、睡眠環境を整えていくことも重要です。